一般社団法人 日本公認不正検査士協会

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【FRAUDマガジン 91号】からの記事抜粋(要約版)

【FRAUDマガジン 91号】からの記事抜粋(要約版)

「調達のインテグリティーをデータ分析技術で特定する」

組織は、物品・役務の調達を必要とする。不正実行者たちは、欠陥のある調達システムを標的にすることを好む。なぜなら、膨大な量の資金があるからだ。しかし、データ分析技術によって調達のインテグリティー(清廉潔白性)の侵害を阻止できる。

データ分析システムの国際的な例として、【FRAUDマガジン 91号】では、ブラジル、マレーシア、メキシコ、そして米国郵政公社の事例をあげています。

ブラジルでは、公共支出監視部門が設置され、調達データを照合し、不正行為の可能性がある指標を検知するシステムを構築しました。

マレーシアでは、カルテロジーが開発され、入札段階における潜在的な談合や汚職のリスクを特定することができ、公務員と企業間の利益相反や個人的関係を明らかにすることもできました。

メキシコでは、分析を使用して契約落札における疑わしいパターンを特定し、公共調達市場における安定性を維持していることを検知しました。

米国郵政公社では、リスク評価データ・リポジトリが構築され、フォローアップ監査や調査のためにリスクの高い契約を特定することができます。

これらの実例から、データ分析技術を活用することで、公共調達における不正行為の予防や特定、公正な競争を促進することができることがわかります。

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