一般社団法人 日本公認不正検査士協会

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CFEコラム

不正実行者が示す行動と兆候

不正実行者が示す行動面には、以下のような不正の兆候が存在します。

誠実さや正当性に関する態度の変化:
不正実行者は、過去には誠実であったにも関わらず、突然不正行為を行うようになることがあります。また、正当性に関する態度も変化し、過剰な自己弁護や他人を攻撃するような態度をとることがあります。

情報の隠蔽や改竄:
不正実行者は、自身の不正行為を隠すために、情報を隠蔽したり改竄したりすることがあります。たとえば、会計帳簿の改竄や証拠隠滅などが挙げられます。

権限の乱用:
不正実行者は、自分が持つ権限を濫用して、不正行為を行うことがあります。たとえば、権限を持つ人物が不正な支払いを行ったり、プロジェクトを不正に進めたりすることがあります。

金銭的な異常:
不正実行者は、不正行為によって金銭的な利益を得ることがあります。そのため、突然豪華な生活をするようになったり、急に贅沢な品物を買い始めたりすることがあります。

偽の口実:
不正実行者は、不正行為を正当化するために、偽の口実を作り出すことがあります。たとえば、自分が行った不正行為を「組織のために」とか「誰もがやっているから」と言い訳することがあります。

これらの兆候がある場合、不正行為が行われている可能性があります。組織や企業は、これらの兆候を把握し、不正行為を未然に防ぐための対策を講じることが重要です。

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