一般社団法人 日本公認不正検査士協会

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若年層に警鐘!不正アクセス事件から見る、デジタル社会の落とし穴

警察庁の発表によると、昨年1年間の不正アクセス事件で検挙された人は259人に上り、そのうち10代と20代が約7割を占めるという衝撃的なデータが明らかになりました。SNS、プロフィールサイト、社内ネットワーク、インターネットショッピングなど、若者にとって身近な場所で不正アクセスが多発している現状は、私たちに警鐘を鳴らしています。

なぜ若年層がターゲットに?

10代、20代の若者が不正アクセスに関与する背景には、以下のような要因が考えられます。

デジタルリテラシーの不足:

パスワードの重要性や管理方法についての知識が不足している。

フィッシング詐欺などの手口に対する警戒心が低い。

倫理観の欠如:

軽い気持ちで他人のアカウントにアクセスしてしまう。

不正アクセスが犯罪であるという認識が薄い。

好奇心や自己顕示欲:

ハッキング技術への興味から、安易に不正行為に手を染めてしまう。

自分の技術力を誇示したいという欲求が、誤った方向へ向かう。

私たちにできること

不正アクセスを未然に防ぐためには、若年層への教育と対策が不可欠です。

学校や家庭での教育強化:

情報モラルや倫理観に関する教育を徹底する。

安全なパスワードの設定方法や管理方法を指導する。

フィッシング詐欺などの手口を具体的に教え、注意を促す。

社会全体での啓発活動:

不正アクセスの危険性や法的責任についての情報を発信する。

若者がインターネットを安全に利用するための知識やスキルを習得できる機会を提供する。

セキュリティ対策の徹底:

SNSやオンラインサービスのパスワードを強化する。

複数のアカウントで同じパスワードを使い回さない。

二段階認証を設定する。

OSやソフトウェアは常に最新の状態に保つ。

デジタル社会において、インターネットは私たちの生活に欠かせないものとなりました。しかし、その利便性の裏側には、様々な危険が潜んでいます。若年層が安全にインターネットを利用し、健全なデジタル市民として成長できるよう、私たち大人は責任を持って彼らを導いていく必要があります。

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