一般社団法人 日本公認不正検査士協会

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CFEコラム

金融機関における不適切販売

近年、金融機関における不適切販売が社会問題化しています。

不適切販売とは、顧客のニーズやリスクに合わない金融商品を販売したり、誤った説明や情報の提供、適正な審査を行わないなど、顧客にとって不利益な行為のことを指します。

不適切販売が行われる主な要因として、目標の達成や報酬の獲得による営業拡大のための圧力や、担当者の倫理観の欠如が挙げられます。特に、報酬の目標に達成するために、顧客に不適切な商品を販売することがあるといわれています。

しかし、金融機関には顧客本位のサービス提供が求められます。しかも、金融機関は社会的責任を負う重要な存在であるため、倫理的観点からも不適切販売は避けるべきです。金融商品の販売に当たっては、顧客のニーズやリスクを十分理解し、適正な情報提供や審査を行うことが求められます。また、報酬に頼らない正しい営業行為を行い、顧客から信頼を得ることが大切です。

一般社団法人日本公認不正検査士協会は、金融機関や企業などの不正対策や倫理観の啓蒙を行う団体です。法人会員入会を通じて、不適切販売を防止するための対策や倫理的観点からのアプローチ、情報共有などを促進することができます。不適切販売のリスクを軽減し、顧客にとって信頼できる金融機関となるために、ACFEJAPANの活動に参加することは重要です。
法人会員制度についてはこちらから→https://www.acfe.jp/for-corp/

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